コンテナ物語読んだ
- どういう本?
- コンテナ登場以前の海運の話
- コンテナ推進したマルコム・マクリーンの話
- コンテナ普及までの運送業界の反発
- コンテナ普及後の影響
- なんで読んだの?
- パレットの話が面白いなと思った
- パレットよりももっと大きいコンテナはどうなんだろ?
- 昔この本誰かおすすめしていてほしいものリストに入ってた
## 本の内容
### 問題点
- 輸送のコストはずっと問題だった
- 移動自体には特に金はかからない
- 港の荷役(船から港への積み下ろし)が金がかかっていた
- コンテナのようなものはすでにあったがうまくいっていなかった
- 一気通貫の仕組みでないと価値がない
- 運輸業界内での反発
- 公共性の高い業界と見做され保護されていた
- 船/鉄道/トラック/飛行機
- 価格競争をして会社が潰れると国全体が困る
- 価格を上げ下げ出来ないように法律で決めていた
### マルコム・マクリーンの登場
- マクリーン
- 港
### コンテナ登場後
- コンテナ急速に普及
- コンテナ規格の決定
- 機械を導入して効率化したい船/港側と機械を導入されると仕事が減って稼ぎが減る労働者側で何度も対立が起きた
- コンテナに対応しなかった古い港たちは一気に廃れた
### コンテナの影響
- 輸送コストが大幅に減った
- 信頼できるサプライチェーンの確立
- いつまでにこれだけの量の商品/部品を持ってくることができるか
- 在庫を抱える必要がなくなった
- ジャストインタイム方式の導入ができるようになった
- 工場を港に置く必要がなくなった
- 地価も電気代も安い田舎に工場作ってコンテナ詰めて送れば良い
- 運びやすくなりすぎて荷物不足(運び手の供給過剰)
- 相次ぐ倒産
- 新たな港、船会社の登場
- 古くからある港のあり方の再編
- コンテナ世界に適していない港はどうあるべきなのか
- 製造業の仕組みが一変
- 以前の理想: 自社で金型を作って、パーツをすべて作って、組み立ても全て自社
- 以後の実際: 別会社でパーツを作ってコンテナで輸送、組み立ても別の会社
- 自社でなんでもかんでもやる必要がなくなった
## 感想
- 良い本だった
- コンテナっていう良いものがあっても全体がそれについてこれるかっていうとまた別の話だなと
- 全体がコンテナ前提になってようやくコンテナの価値が出てくる
- 問題があって行き詰まっているところにマルコムが現れたのが良かったのかなと思う
- コンテナ自体はすでにあったあたり
- 発明家というわけではない
- それを一気通貫の仕組みにするまで推進できる力があった
- 業界が行き詰まっていて、誰かが推進してくれれば(矢面に立ってくれれば)ついていくぜって環境になってた
- コンテナ自体はすでにあったあたり
- 一方で簡略化/機械化によって失われたものも大きい
- 沖仲仕、古い港、船会社
- 規格決めるところは面白い
- 色んな会社が自社ですでにコンテナの規格を決めてる
- なんとしても自社の規格を国際規格にするぞ
- 20ft/30ft/40ftがスッキリしてて美しいよねとか
- フィートとかいう単位
- 色んな会社が自社ですでにコンテナの規格を決めてる
- 倉庫代わりに使われる話
- パレットの話に近い
- ぐるぐる回したいのに倉庫代わりに使われると返ってこない
- ただ海運の仕組みを変えただけなのに世界がガラッと変わってしまった
- ゲームにすると面白そうだなーって思いながら読んでた
- ゲームつながりでfactorioも頭にあった
- 確かに荷役が一番時間かかるし安定しないし頭を悩ませる
- 作ったあと、ベルトコンベアで運んで、電車に積み込んで、電車から積み下ろして、ベルトコンベアで運んで…
- 駅が遠かったり
- 他の電車が荷役していて駅を占領するとか
- 作ったらすぐにコンテナに詰め込み、そのコンテナを移動させられればかなり便利
- 駅は遠くても良くなる
- 調べたらModがあったので入れてやってみようかな