皇国の守護者

漫画を先に読んでるからか分からないけど, 表紙の絵が全然イメージと違うんだよなぁ。「もっと偉丈夫な方かと思ってました」みたいなのが初対面の時のお約束の挨拶だし, 表紙のだと卑屈で小心者にはとても見えないです。
まぁ漫画のキャラデザが秀逸だとは思う。読んでる間はずっと漫画の新城しか思い浮かばない。

1巻読んでる時は, 戦争の話なんでムダ知識を得てる感じが非常に楽しくて読めた。流石に何ページもこの武器はどうたらこうたらの経緯を経て開発されてうんたんかんたんな実験を経ていて〜みたいな説明があると眠くなるけど。

輜重・兵站の違いだとか, 聯隊ってなんだよとか。単純にそういう知らないことを知れるのが楽しくて本を読んでいて, まぁそれが好きなわけだけど, 2巻あたりで「自分が無知であることを知るために本を読む」って表現が出てグッと来ました。丁度そういうことを考えて読んでいたわけだし。自分の場合, 漠然と頭で考えてることを実際に言葉で, 特に言い方を変えて表現されるとぐっと来ることは少なくない気がする。

ようやくふたなり美人副官が出てきてくれて非常に嬉しいです。それまで男ばっかりで千早くらいしか可愛いやつが居ないかったし。仲間がサーベルタイガー・龍・ふたなりとかカオスになってるのが面白い。完結してないのがもやもやするけどとりあえず最後まで読みます。